- 【女性と二人になると、何を話せばいいか分からない】
- 【実は「たくさん質問する人」は好かれやすい】
- 【なぜ質問すると好かれやすいの?】
- 【面白い男になろうとしなくていい】
- 【会話のネタは、相手の言葉の中にある】
- 【ただし、質問攻めにはしない】
- 【自分のことも話した方がいい】
- 【会話はキャッチボールというけれど】
- 【「聞き上手=黙って聞く」ではない】
- 【初デートで会話が止まったらどうする?】
- 【初デートなら「次に会いたい」と思えるかを見る】
- 【女性の反応を全部「脈あり判定」しない】
- 【会話で一番もったいないのは「自分を良く見せること」に集中すること】
- 【そもそも、あなたも相手を知るために会っている】
- 【会話が苦手なら「質問を3つ用意する」でもいい】
- 【マッチングアプリならプロフィールに会話の材料がある】
- 【会話が上手になる一番簡単な練習】
- 【まとめ|「何を話そう」ではなく「何を知りたい?」】
- 【参考にした主な研究】
【女性と二人になると、何を話せばいいか分からない】
気になる女性と食事に行けることになった。
最初は仕事や趣味の話をする。しばらくすると話題がなくなり、沈黙が訪れる。
「何か話さないと」
焦れば焦るほど、何も思いつかない。
やっと思いついた話題を振っても、「そうなんですね」で終わってしまう。帰宅してから、「もっと面白い話ができればよかった」と一人で反省する。
女性との会話が苦手な男性の中には、「自分には話術がない」「面白いことを言えないからモテない」と考えている人もいるでしょう。
でも、本当に必要なのは、次々と面白い話題を提供する能力なのでしょうか。
今回は「女性を楽しませる会話テクニック」ではなく、人はどんな会話相手に好感を持つのかを調べた心理学研究から、女性との会話について考えてみます。
【実は「たくさん質問する人」は好かれやすい】
2017年、Harvard UniversityのKaren Huangらは、会話中の質問と相手からの好感について複数の研究を行いました。
その結果、会話中により多く質問した人は、質問が少なかった人より会話相手から好意的に評価される傾向が確認されました。
特に重要だったのが、フォローアップ質問です。
例えば、
「休みの日は何してるんですか?」
「映画を見ることが多いです」
ここで、
「そうなんですね。俺も映画好きです」
と自分の話へ移ることもできます。
でも、
「どんな映画が好きなんですか?」
と相手が今話した内容について、もう一つ質問することもできます。
これがフォローアップ質問です。
【なぜ質問すると好かれやすいの?】
質問には、「あなたのことを知りたい」という意味があります。
研究では、質問する人、特にフォローアップ質問をする人が相手から好かれやすくなる背景として、相手から「この人は自分に反応してくれている」と感じられることが重要だと考えられています。
つまり、会話で大切なのは、
「俺が何を話せば女性を楽しませられるか」
だけではありません。
「この人は私の話をちゃんと聞いている」と相手が感じられることも大切なのです。
これは、話術に自信がない男性にとってかなり希望のある話ではないでしょうか。
【面白い男になろうとしなくていい】
女性との会話で緊張すると、自分が会話を盛り上げなければならないと思ってしまうことがあります。
面白い話をする。笑わせる。沈黙を作らない。気の利いた返しをする。
でも、そればかり考えると、意識が相手ではなく自分へ向いてしまいます。
「今の話、つまらなかったかな」
「次は何を話そう」
「沈黙になったらどうしよう」
相手が話している間にも次の話題を考えているので、肝心の相手の話が頭に入ってこない。
すると、せっかく女性が会話の材料を出してくれているのに、それを拾えなくなります。
【会話のネタは、相手の言葉の中にある】
例えば女性が、
「この前、友達と京都に行ってきたんです」
と言ったとします。
ここには、いくつも話題があります。
京都。
旅行。
友達。
食べ物。
観光。
ホテル。
交通。
「京都いいですね」で終わらせる必要はありません。
「京都のどこ行ったんですか?」
「何が一番よかったですか?」
「旅行よく行くんですか?」
相手の答えの中から、次の質問を一つ拾えばいい。
会話が上手な人は、必ずしも話題を大量に持っているわけではありません。
一つの話題を広げていることがあります。
【ただし、質問攻めにはしない】
ここで注意があります。
質問が良いなら、
「仕事は?」
「趣味は?」
「兄弟は?」
「休みは?」
「好きな食べ物は?」
と質問を連発すればいいわけではありません。
これでは会話というより面接です。
大切なのは、相手の答えに反応することです。
「キャンプが好きなんです」
「へえ、キャンプするんですね。意外でした。いつ頃からやってるんですか?」
この「へえ、キャンプするんですね」の部分があります。
相手の話を受け取ってから、もう少し聞く。
質問そのものより、「あなたの話を聞いています」という流れを作ります。
【自分のことも話した方がいい】
もちろん、ずっと聞き役でいる必要もありません。
人間関係の研究では、自己開示と好意の関係も長く研究されています。
1994年のメタ分析では、親密な自己開示をする人ほど好かれること、好きな相手にはより自己開示すること、そして自己開示した相手をより好きになることについて、それぞれ支持が確認されました。
つまり、
質問する。
相手が話す。
その話に関連して自分のことも少し話す。
また相手へ返す。
この往復が会話になります。
【会話はキャッチボールというけれど】
よく「会話はキャッチボール」と言います。
これはかなり分かりやすい表現です。
女性が、
「最近ランニング始めたんです」
と言った。
そこで、
「俺も運動した方がいいと思ってるんですけど、全然できてなくて(笑)。どれくらい走るんですか?」
と返す。
相手の話を受けて、自分の情報も少し出して、また相手へ返しています。
これなら質問だけを続けるより、あなたがどんな人なのかも少しずつ伝わります。
【「聞き上手=黙って聞く」ではない】
聞き上手というと、相手の話を黙って最後まで聞く人を想像するかもしれません。
もちろん、人の話を遮らないことは大切です。
でも、ただ黙っているだけでは、相手は本当に聞いてくれているのか分からないことがあります。
「それ面白そうですね」
「それは大変でしたね」
「その後どうなったんですか?」
相手が話したことに反応する。
分からなければ質問する。
面白いと思ったら、それを伝える。
こうした反応があることで、「自分の話が届いている」と感じやすくなります。
【初デートで会話が止まったらどうする?】
それでも沈黙になることはあります。
初めて二人で会うのですから、緊張するのは珍しいことではありません。
沈黙した瞬間に、
「終わった」
「つまらない男だと思われた」
と考える必要はありません。
飲み物を飲む時間もあります。料理を食べる時間もあります。少しくらい静かな時間があっても、デート全体が失敗になるわけではありません。
話題に困ったら、目の前にあるものから始めてもいい。
「これ美味しいですね」
「この店よく来るんですか?」
「この辺ってよく来ます?」
そこからまた会話が始まることがあります。
【初デートなら「次に会いたい」と思えるかを見る】
会話が盛り上がったかどうかだけで、デートの成功を判断しないことも大切です。
あなたも相手も緊張しているかもしれません。
重要なのは、
「もう少しこの人を知りたい」
と思えたか。
そして、相手もまた関係を続けようとしているかです。
初デート後の脈あり・脈なしについては、こちらの記事で詳しく扱っています。
→【マッチングアプリの初デート後は脈あり?脈なし?見極めたい7つのサイン】
【女性の反応を全部「脈あり判定」しない】
会話中に女性がよく笑ってくれた。
目を見て話してくれた。
質問してくれた。
すると、
「俺に気があるのかな」
と思うこともあるでしょう。
可能性はあります。
ただ、一つの行動だけで恋愛感情を判断することはできません。
女性の好意と実際の行動については、5,422人を含むメタ分析をもとに別の記事で詳しく考えています。
→【女性の脈ありサインは本当に見抜ける?勘違いしやすい行動を心理学から考える】
【会話で一番もったいないのは「自分を良く見せること」に集中すること】
初デートでは、当然よく思われたいでしょう。
仕事ができると思われたい。面白い男だと思われたい。頼れると思われたい。
でも、自分を良く見せることだけに集中すると、会話が自己PRになってしまうことがあります。
自分の仕事の実績。
自分の収入。
自分の知識。
自分の過去の恋愛。
自分の趣味。
気づけば、ずっと自分が話している。
あなたの魅力を伝えることも必要ですが、相手のことを知る時間も同じくらい必要です。
【そもそも、あなたも相手を知るために会っている】
ここは忘れないでほしいところです。
デートは、女性から合格点をもらう試験ではありません。
あなたも相手を見る側です。
話していて楽しい?
価値観は合いそう?
人への接し方はどう?
自分の話も聞いてくれる?
また会いたい?
そう考えると、
「どうすれば俺を好きになってもらえるか」
だけを考えなくて済みます。
二人がお互いを知る時間です。
【会話が苦手なら「質問を3つ用意する」でもいい】
それでも不安なら、デート前に三つくらい話題を用意しておくのは悪くありません。
例えば、
「休日は何してる?」
「最近ハマってるものある?」
「行ってみたい場所ある?」
重要なのは、三つの質問を全部聞くことではありません。
一つ聞いて話が広がったら、その話を続けます。
相手が「最近カフェ巡りしてる」と言ったなら、次に用意した質問へ急いで移らなくていい。
「どんなカフェが好きなんですか?」
と、そこから話を広げればいいのです。
【マッチングアプリならプロフィールに会話の材料がある】
アプリで知り合った女性なら、さらに簡単です。
プロフィールに、
旅行が好き。
犬を飼っている。
料理が趣味。
映画が好き。
と書いてあれば、すでに話題があります。
「プロフィールに犬飼ってるってありましたけど、何犬なんですか?」
これだけでいい。
相手が自分で公開している情報なので、突然まったく関係のない質問をするより自然です。
プロフィールやメッセージから実際に会うまでのタイミングについてはこちらで扱っています。
→【マッチングアプリで会うまで何日?初デートに誘うベストなタイミングと見極め方】
【会話が上手になる一番簡単な練習】
恋愛の場だけで練習する必要はありません。
職場の人でも、友達でもいい。
相手が何か話したときに、
「そのあとどうなった?」
「それってどんな感じ?」
「なんで始めたの?」
と、一つだけ続きを聞いてみる。
そして、自分の話も少し返す。
これを普段の会話でやってみる。
特別な恋愛テクニックを暗記するより、相手の話に興味を持って一歩だけ深く聞く習慣を作る方が、本番でも自然にできるようになります。
【まとめ|「何を話そう」ではなく「何を知りたい?」】
女性との会話が続かないと、
「もっと面白い話をしなければ」
と思うかもしれません。
でも、会話は一人で作るものではありません。
2017年の研究では、より多く質問する人、特に相手の話を受けたフォローアップ質問をする人ほど、会話相手から好かれやすい傾向が確認されました。
自己開示についてのメタ分析でも、自己開示と好意の間には複数の関連が確認されています。
だから次に女性と話すとき、
「何を話そう」
だけではなく、
「この人の何を知りたいだろう」
と考えてみてください。
相手の話を聞く。
気になったところを一つ聞く。
自分のことも少し話す。
また相手へ返す。
それだけでも会話は続きます。
そして、あなたが相手を知ろうとしているように、相手もあなたを知ろうとしてくれる。
そんな会話ができる人なら、その先でもう一度会ってみたいと思えるかもしれません。
恋愛は、相手を楽しませるための一人舞台ではありません。
二人がお互いを知っていくところから始まるものなのだと思います。
【参考にした主な研究】
Huang, K., Yeomans, M., Brooks, A. W., Minson, J., & Gino, F. (2017).
It Doesn’t Hurt to Ask: Question-Asking Increases Liking.
Journal of Personality and Social Psychology, 113(3), 430–452.
Collins, N. L., & Miller, L. C. (1994).
Self-disclosure and liking: A meta-analytic review.
Psychological Bulletin, 116(3), 457–475.

