- 【前は毎週会っていたのに】
- 【結論|会う頻度だけでは彼の気持ちは判断できない】
- 【カップルは週に何回会うのが普通?】
- 【「一緒にいる時間」と恋愛の満足度を調べた研究】
- 【重要だったのは「一緒にいる時間に何をしているか」】
- 【会う回数が減ったことより「会ったとき」を見てみる】
- 【逆に、回数以外も全部減っているなら】
- 【連絡まで減っているなら】
- 【付き合い始めほど会わなくなるのはなぜ?】
- 【610組の新婚夫婦を約3年間追った研究】
- 【会う時間の長さだけでは説明できない研究もある】
- 【問題は「会えないこと」より「会いたいのに我慢していること」かもしれない】
- 【会いたいと言えないなら】
- 【彼の予定に合わせ続けていない?】
- 【「忙しい」は本当なの?】
- 【断られる回数より「代わりの日」を提案してくれるか】
- 【愛情表現まで減っているなら】
- 【会えた日は「不足分を取り戻す日」にしなくていい】
- 【会う頻度を決めるより、二人の最低ラインを話してみる】
- 【会えない時間にも関係は続いている】
- 【それでも寂しいなら、我慢を正解にしない】
- 【まとめ|「何回会ったか」だけで愛情を測らない】
- 【参考にした主な研究】
【前は毎週会っていたのに】
付き合い始めた頃は、週末になると当たり前のように会っていた。
平日の仕事終わりに少しだけ会うこともあったし、「次いつ会う?」という話も自然に出ていた。
でも最近は、2週間に一度。
ときには、それ以上空くこともある。
こちらから誘わなければ、次に会う日が決まらない。
すると気になります。
「私に会いたくないのかな」
「付き合い始めより冷めた?」
「他に好きな人でもできた?」
会う頻度が減れば、不安になるのは自然なことです。
でも、
「会う回数が減った=愛情が減った」
と、そのまま考えていいのでしょうか。
【結論|会う頻度だけでは彼の気持ちは判断できない】
最初に結論から言うと、以前より会う回数が減ったという事実だけでは、彼が冷めたとは判断できません。
仕事が忙しくなった。趣味や友人との時間が増えた。一人で休む時間が必要になった。付き合いが安定して、毎週会わなくても大丈夫だと思うようになった。
いろいろな理由が考えられます。
もちろん、本当に気持ちが変わって会う回数が減るケースもあります。
だから重要なのは、
「月に何回会っているか」
だけではありません。
会えないときの彼の態度や、会ったときに二人がどんな時間を過ごしているかまで見ていく必要があります。
【カップルは週に何回会うのが普通?】
「普通のカップルって、週に何回会うんだろう?」
気になる人もいるでしょう。
でも、
週1回なら正常。
月2回なら冷めている。
週3回なら愛されている。
そんな基準はありません。
仕事の勤務時間も違います。
住んでいる距離も違います。
子どもがいる人もいる。
休日が合わないカップルもいる。
毎日会いたい二人もいれば、月に数回でも満足している二人もいます。
大切なのは世間の平均より、
「二人とも今の頻度に納得しているか」
です。
【「一緒にいる時間」と恋愛の満足度を調べた研究】
2021年、アメリカのユタ大学心理学部の研究チームは、49組の夫婦、合計98人を対象に、一緒に過ごす時間と夫婦関係について調べました。
研究では、一緒にいる時間を単純にまとめるのではなく、
一緒に活動している時間。
話している時間。
言い争っている時間。
などに分けて分析しています。
すると興味深いことが分かりました。
単純に一緒にいる時間が長ければ、それだけで関係が良いとは言えなかったのです。
【重要だったのは「一緒にいる時間に何をしているか」】
研究では、一緒にいる時間の中で会話に使う割合が高い夫婦ほど、関係への満足度が高く、相手との親密さを強く感じ、夫婦関係の良い面を多く感じる傾向がありました。
反対に、言い争っている時間が多い夫婦ほど、関係への満足度が低いなどの関連が確認されています。
つまり、
「5時間一緒にいた」
という数字だけでは分からないということです。
5時間ずっと別々にスマホを見ている二人。
2時間しか会えなくても、食事をしながら今日あったことを話して笑っている二人。
時間だけを比べても、二人の関係は判断できません。
【会う回数が減ったことより「会ったとき」を見てみる】
以前は週2回。
今は週1回。
数字だけを見ると半分です。
でも、会ったときの彼はどうでしょう。
あなたの話を聞く。
楽しそうに話す。
次に行きたい場所を考える。
自然に触れ合う。
あなたの最近の出来事に興味を持つ。
帰るときに、
「次いつ会える?」
と話す。
こうした関わりが残っているなら、会う回数が減ったという一つの変化だけで、
「冷めた」
と決める必要はありません。
【逆に、回数以外も全部減っているなら】
少し気をつけて見たいのは、会う頻度だけではなく、関係全体が変わっている場合です。
会う回数が減った。LINEも減った。こちらから誘わなければ会わない。会っても会話が少ない。スキンシップもなくなった。次に会う予定を決めようとしない。
こうした変化がいくつも重なっているなら、
「仕事が忙しいだけ」
と決めつけるのも早いでしょう。
一度、
「最近あまり会えてないけど、どうした?」
と聞いてみてもいいと思います。
【連絡まで減っているなら】
会う回数が減った。
さらにLINEも以前より少なくなった。
そうなると不安は強くなります。
でも、LINEについても「何通なら愛されている」という基準があるわけではありません。
彼氏からの連絡が減って不安になっている人は、以下のブログを読んでみてください。

【付き合い始めほど会わなくなるのはなぜ?】
付き合う前や付き合い始めは、お互いに知らないことがたくさんあります。
会いたい。
もっと話したい。
もっと知りたい。
次はどこへ行こう。
そんな気持ちが強く、多少忙しくても時間を作ることがあります。
でも長く付き合えば、関係は少しずつ日常になります。
これは必ずしも悪いことではありません。
「毎週会わないと関係が終わってしまう」
という緊張感がなくなり、安心している場合もあります。
ただし、その安心が、
「何もしなくても恋人でいてくれる」
という甘えになっている場合もあります。
そこは二人で調整する必要があります。
【610組の新婚夫婦を約3年間追った研究】
一緒に過ごす時間については、もっと大規模な研究もあります。
カナダのアルバータ大学のMatthew Johnson氏と、アメリカのカンザス州立大学のJared Anderson氏は、610組の新婚夫婦、合計1,220人を対象に調査しました。
データは18か月間隔で3回集められ、約3年間にわたる変化が分析されています。
研究では、結婚生活への自信、一緒に過ごす時間、結婚生活への満足度の関係が調べられました。
その結果、途中の時点で夫婦が一緒に過ごしていた時間は、その後の結婚生活への満足度と関連していました。
ただし、ここでも注意が必要です。
この研究から、
「一緒にいる時間を増やせば必ず幸せになる」
とまでは言えません。
もともと関係が良い二人ほど、一緒に過ごしたいと思う可能性もあるからです。
【会う時間の長さだけでは説明できない研究もある】
1995年、アメリカのパデュー大学の研究者たちは、遠距離恋愛をしている194人と、近くに住む恋人がいる190人を比較しました。
普通に考えると、遠距離恋愛の方が一緒に過ごせる時間は少なくなります。
ところが研究では、
恋愛への満足度。
親密さ。
相手への信頼。
関係の進み具合。
これらについて、二つのグループに有意な差は確認されませんでした。
つまり、
「たくさん会えるカップルほど必ず関係が良い」
とは言えないのです。
【問題は「会えないこと」より「会いたいのに我慢していること」かもしれない】
彼は月2回で満足している。
あなたは週1回会いたい。
この場合、
「どちらが普通か」
を決めても問題は解決しません。
あなたがずっと、
「もっと会いたい」
と思いながら我慢していることが問題だからです。
彼が今の頻度で平気だからといって、あなたも平気なふりをする必要はありません。
「私はもう少し会えたら嬉しい」
と伝えていいのです。
【会いたいと言えないなら】
本当はもっと会いたい。
でも、
「重いと思われそう」
「忙しい彼に迷惑かな」
「私ばかり会いたいみたいで嫌」
と思って言えない。
そんな人もいるでしょう。
彼氏に会いたいのに自分から言えず、我慢してしまっている人は、以下のブログを読んでみてください。

【彼の予定に合わせ続けていない?】
会うのは彼が暇な日だけ。
彼が友達と遊ぶ日は会わない。
彼の趣味がある日は会わない。
あなたの予定は後回し。
それが続いているなら、
「会う頻度が少ない」
だけが問題ではないかもしれません。
二人の時間を作るために、あなたばかりが調整している可能性があります。
彼氏に合わせることが増えすぎて疲れている人は、以下のブログを読んでみてください。

【「忙しい」は本当なの?】
彼から、
「仕事が忙しい」
と言われた。
でもSNSを見ると友達とは遊んでいる。
趣味にも出かけている。
そうなると、
「私に会う時間だけないの?」
と思うでしょう。
ここで重要なのは、
「忙しいという言葉が嘘か」
を推理し続けることではありません。
彼が限られた時間の中で、二人の関係にも時間を使おうとしているかを見ることです。
今週は無理でも、
「来週の日曜日なら会えるよ」
と別の日を出す。
短い時間でも会おうとする。
忙しい理由を説明する。
こうした行動があるかどうかです。
【断られる回数より「代わりの日」を提案してくれるか】
例えば、
「土曜日会える?」
と聞く。
彼は、
「仕事だから無理」
と言った。
これだけでは何も分かりません。
本当に仕事なら会えないからです。
でも、
「日曜日なら空いてるよ」
「来週は休みだから出かけよう」
と代わりの日を考えてくれる。
そこには、
「今週は無理だけど、あなたとは会いたい」
という行動が見えます。
逆に何度誘っても、
「忙しい」
「また今度」
だけで、いつまで経っても次の日を決めようとしない。
それなら一度、関係について話した方がいいでしょう。
【愛情表現まで減っているなら】
会う頻度が減っただけではなく、「好き」と言わなくなった。ハグや手をつなぐことも減った。
そうなると、
「本当に気持ちが冷めているのでは?」
と感じるでしょう。
愛情表現が減った理由については、以下のブログを読んでみてください。

【会えた日は「不足分を取り戻す日」にしなくていい】
なかなか会えないと、
「せっかく会えたんだから楽しまなきゃ」
と思います。
一日中デートする。
特別な場所へ行く。
たくさん話す。
全部完璧にしようとする。
でも毎回そうする必要はありません。
一緒にご飯を食べる。
少し散歩する。
家でコーヒーを飲みながら話す。
研究で会話と関係満足度の関連が示されているように、何気ない時間も二人の関係を作っています。
会う回数が少ないからといって、一回のデートを大イベントにしなくてもいいのです。
【会う頻度を決めるより、二人の最低ラインを話してみる】
「週1回会うことにしよう」
と厳密に決める必要はありません。
仕事や体調で変わるからです。
でも、
「できれば週末どちらかは会いたい」
「忙しくても月2回くらいは会いたい」
「会えない週は少し電話したい」
という希望を共有することはできます。
二人とも無理のないところを探します。
恋愛は、片方の理想にもう片方が従うものではありません。
【会えない時間にも関係は続いている】
恋人との関係は、会っている時間だけに存在するものではありません。
会えない日に、
「今日大変だった?」
とLINEする。
面白い写真を送る。
次に行きたい店を共有する。
数分だけ電話する。
そういう小さなやり取りもあります。
だから、
「今月は2回しか会えなかった」
という数字だけを見て、二人の関係すべてを評価しなくていいのです。
【それでも寂しいなら、我慢を正解にしない】
彼には彼の生活があります。
仕事もある。
友達もいる。
一人で過ごしたい日もあるでしょう。
でもあなたにも、
「恋人とはこれくらい一緒にいたい」
という希望があります。
どちらか一方だけが我慢し続ける必要はありません。
あなたが週1回会いたい。
彼は月1回で十分。
この差が大きく、何度話しても折り合えないなら、
「どちらが悪いか」
ではなく、
「二人が恋愛に求める距離感が合っているか」
を考える必要もあります。
【まとめ|「何回会ったか」だけで愛情を測らない】
彼氏と会う頻度が減った。
以前は毎週会っていたのに、最近は2週間に一度。
そうなれば、
「冷めたのかな」
と思うことがあります。
でも研究を見ると、単純に一緒にいる時間が長ければ関係が良くなる、というほど恋愛は単純ではありません。
2021年にユタ大学心理学部が49組の夫婦を調べた研究では、一緒にいる時間の中で会話する割合が高い夫婦ほど、関係への満足度や親密さなどが高い傾向がありました。
また1995年の研究では、遠距離恋愛194人と近距離恋愛190人を比較しても、満足度・親密さ・信頼などに有意な差は確認されませんでした。
だから、
「週何回会えば愛されている」
という答えを探さなくてもいい。
見るなら、
会えないときも彼が関係を大切にしているか。
会ったとき二人で話せているか。
次に会う時間を作ろうとしてくれるか。
そして何より、
あなた自身が今の関係で寂しさを我慢し続けていないか。
そこです。
彼が月2回で幸せでも、あなたが週1回会いたいなら、その気持ちを伝えていい。
二人にとってちょうどいい距離は、世間の平均ではなく、二人で決めていくものなのだと思います。
【参考にした主な研究】
2021年
米国・ユタ大学心理学部のJasara Hogan氏らの研究チーム。
49組の夫婦、合計98人を対象に、一緒に活動する時間、会話する時間、言い争う時間と夫婦関係との関連を分析。
一緒にいる時間の中で会話する割合が高い夫婦ほど、関係への満足度、親密さ、夫婦関係の肯定的な評価などが高い傾向が確認されました。
『Contemporary Family Therapy』掲載。
2013年
カナダ・アルバータ大学のMatthew Johnson氏と、米国・カンザス州立大学のJared Anderson氏。
610組の新婚夫婦、合計1,220人を18か月間隔で3回調査し、結婚生活への自信、一緒に過ごす時間、結婚生活への満足度の関係を分析。
途中の時点で一緒に過ごした時間は、その後の結婚生活への満足度と関連していました。
『Family Process』掲載。
1995年
米国・パデュー大学のGregory Guldner氏とClifford Swensen氏。
遠距離恋愛をしている194人と、近くに住む恋人がいる190人を比較。
恋愛への満足度、親密さ、相手への信頼、関係の進み具合について、二つのグループに有意な差は確認されませんでした。
『Journal of Social and Personal Relationships』掲載。

