- 【恋人はできるのに、なぜか長続きしない】
- 【結論|長続きするかは「相手選び」だけでは決まらない】
- 【私にも7年、6年、4年、3年続いた交際がある】
- 【恋愛は、付き合う前から長続きする準備が始まっている】
- 【37,761人を含む研究で調べられた別れの予測要因】
- 【好きな気持ちだけではなく、関係を続ける意思を見る】
- 【「会えないから冷めた」の前に見ること】
- 【付き合う前は、自分をよく見せようとする】
- 【ありのままを受け入れることと、努力をやめることは違う】
- 【11,196組のカップルから見えた関係満足度】
- 【「どんな相手か」だけでなく「二人の間に何があるか」】
- 【同棲すると、交際中には見えなかった違いが出てくる】
- 【2012年、同棲の前後を調べた研究】
- 【何となく同棲する前に、二人の意思を確認する】
- 【「こうするべき」の押しつけが増えていない?】
- 【以前の私は「意見が合わないなら別れる」と考えていた】
- 【長く続いたことだけで、よい恋愛とは判断できない】
- 【52研究から見えた「関係を続けたい気持ち」】
- 【相手より魅力的な人がいる状態で、交際を始める】
- 【喧嘩をしないことより、喧嘩のあとを見る】
- 【感情を抑え込むことと、落ち着いて伝えることは違う】
- 【相手の良いところも悪いところも受け入れる】
- 【約束や尊重まで「仕方ない」で終わらせない】
- 【否定され続ける関係では、本音を言えなくなる】
- 【恋愛が長続きしない人が確認したい5つのこと】
- 【次の恋愛では、完璧な相手より問題を一緒に扱える相手を見る】
- 【まとめ|長続きする恋愛は、二人で作っていく】
- 【参考にした主な研究】
【恋人はできるのに、なぜか長続きしない】
好きな人と付き合えた。最初は毎日が楽しくて、「今度こそ長く付き合えそう」と思っていた。
しかし、1か月、3か月と時間がたつにつれて、少しずつ気持ちが冷めていく。相手の欠点が気になり、連絡や会う回数も減って、やがて別れることになる。
一度なら、相性が合わなかったのだと思えるでしょう。それでも短い恋愛が何度も続けば、「自分は恋愛に向いていないのかな」「相手選びが間違っているのかな」と考えてしまいます。
恋人を作ることと、その関係を長く続けることの間には、どのような違いがあるのでしょうか。
【結論|長続きするかは「相手選び」だけでは決まらない】
最初に結論から言うと、恋愛が長続きするかどうかは、相手の性格や二人の相性だけでは決まりません。付き合ったあとに、二人がどのような関係を作るかも関係します。
交際前は、お互いに自分の良いところを見せようとします。服装や言葉を選び、相手を楽しませ、嫌われそうな部分はなるべく見せないようにするでしょう。
しかし、交際期間が長くなると、最初は隠れていた違いが見えてきます。そのとき、「思っていた人と違う」と離れるのか、それとも違いについて話し合えるのかが、一つの分かれ目になります。
恋愛が長続きするために必要なのは、何もかも一致する相手を探すことではありません。違いが見えたあとも、二人で関係を調整できることだと私は思います。
【私にも7年、6年、4年、3年続いた交際がある】
私には、7年、6年、4年、3年と続いた交際があります。一方で、1か月や3か月ほどで終わった恋愛もありました。
この経験を振り返ると、単純に「長く付き合った相手とは相性が良く、短かった相手とは相性が悪かった」とは思いません。交際を始めたときの気持ちや、相手をどの程度大切にしようとしていたかにも違いがありました。
短期間で終わった恋愛では、最初から相手に対する妥協が大きい状態で、とりあえず付き合ったことがあります。ほかにも気になる女性がいて、付き合った相手の優先順位が低くなっていたこともありました。
将来の結婚まで考えていたわけではなく、そもそも将来を一緒に過ごす姿を想像できない相手だったこともあります。今考えると、交際が始まった時点ですでに、関係を育てるための気持ちが十分ではなかったのだと思います。
【恋愛は、付き合う前から長続きする準備が始まっている】
付き合ったあとに努力すれば、すべての恋愛が長続きするとは限りません。交際を始めるときに相手をどのように見ていたかも重要です。
寂しいから付き合う。断る理由がないから付き合う。本当に好きかは分からないけれど、とりあえず付き合ってみる。
この始まり方が必ず悪いわけではありません。付き合ってから相手の魅力に気づき、気持ちが深まることもあります。
ただ、最初からほかの人の方が気になっている、相手を大切にする意思が弱い、将来を考えるつもりがないという状態なら、関係に問題が起きたときに踏みとどまる理由も弱くなります。少し合わない部分が見えただけで、「やはりこの人ではなかった」となりやすいでしょう。
【37,761人を含む研究で調べられた別れの予測要因】
2010年、米国のBenjamin Le氏、Natalie Dove氏、Christopher Agnew氏らは、結婚していない恋人同士の別れを予測する要因についてメタ分析を発表しました。
分析対象は、33年間に発表された137の研究、合計37,761人です。個人の性格、二人の関係、周囲の環境など、さまざまな要因が調べられました。
結果として、コミットメント、愛情、相手を自分の一部のように捉える感覚、相手との相互依存などが、関係が続くかどうかを予測する比較的強い要因でした。
ここでいうコミットメントは、ただ別れないことではありません。「この関係を続けたい」「二人の関係を大切にしたい」という意思に近いものです。
この研究は複数の研究をまとめたものですが、研究ごとに参加者の年齢や交際期間、測定方法が異なります。また、どれか一つの要因だけで、個別のカップルが別れるかどうかを断定できるものではありません。
【好きな気持ちだけではなく、関係を続ける意思を見る】
付き合い始めには、相手を好きだという気持ちがあるでしょう。しかし、強い恋愛感情があれば、何もしなくても関係が続くとは限りません。
仕事が忙しくて会えない。連絡の頻度が合わない。お金や結婚についての考え方が違う。
こうした問題が出たとき、気持ちだけでは解決できないことがあります。「二人が付き合い続けるために何を変えられるか」を考える意思が必要になります。
私の短かった交際にも、お互いに会う時間を作れず、そのまま気持ちが冷めてしまった関係がありました。忙しいこと自体よりも、限られた時間の中で関係を維持しようとする行動が、二人とも少なくなっていたのだと思います。
【「会えないから冷めた」の前に見ること】
会う時間が少なければ、自然に気持ちが離れることはあります。ただし、毎週会わなければ長続きしない、毎日連絡すれば長続きするという単純な話ではありません。
見るべきなのは、会えないときに二人がどうしているかです。次に会える日を決める、短くても連絡を取る、忙しさが落ち着く時期を伝えるなど、関係を保つ行動があるでしょうか。
いつ会えるか分からない。連絡しても返事がない。片方だけが予定を合わせている。
その状態が続けば、会えないことだけでなく、「この人は私との関係を続けたいのだろうか」という不安も大きくなります。時間の量より、相手も時間を作ろうとしていると感じられることが大切です。
【付き合う前は、自分をよく見せようとする】
付き合う前は、自分の良いところを見せようとするものです。優しく接し、相手の話を聞き、嫌われそうな意見は強く言わないようにします。
それ自体は不自然なことではありません。好きな人に好かれたいと思えば、普段より丁寧になるでしょう。
しかし、交際が続くにつれて、「そろそろ、ありのままの私を受け入れてほしい」という気持ちが出てきます。私にも、そのような変化はありました。
問題は、ありのままを見せることではありません。「ありのままの私を受け入れるなら、相手が我慢するべきだ」となったときです。
【ありのままを受け入れることと、努力をやめることは違う】
長く付き合えば、いつも機嫌よく振る舞うことはできません。疲れている日もあれば、失敗する日や、一人で過ごしたい日もあります。
そのような部分を見せられることは、関係に安心感が生まれた証拠でもあります。ただし、相手を傷つける言葉や、自分勝手な行動まで「これが本当の私だから」と受け入れさせることは違います。
付き合う前にはできていた気遣いを、付き合った途端にすべてやめる。相手が傷ついたと伝えても、「私の性格だから仕方ない」と片づける。
それでは、ありのままを見せているのではなく、関係を維持する負担を相手だけに渡していることになります。親しくなったあとも、相手を一人の人間として尊重する姿勢は必要です。
【11,196組のカップルから見えた関係満足度】
2020年、カナダのウェスタン大学や米国の研究者を含むSamantha Joel氏、Paul Eastwick氏らの研究チームは、恋愛関係の質を予測する要因を機械学習で分析しました。
対象となったのは、29の研究機関が保有していた43の縦断データで、合計11,196組のカップルです。研究では、性格や不安傾向などの個人的な特徴と、二人の関係に関する要因が比較されました。
現在の関係満足度と強く関連していた関係要因には、相手も関係を大切にしているという認識、感謝、性的満足、相手も関係に満足しているという認識、衝突などがありました。関係に関する変数は、研究開始時点の関係の質のばらつきを最大45%説明しました。
一方で、時間の経過によって誰の関係満足度が上がり、誰の満足度が下がるかを予測することは難しいという結果でした。大規模な研究でも、個別の恋愛の未来を正確に予言できるわけではありません。
【「どんな相手か」だけでなく「二人の間に何があるか」】
恋愛が長続きしないと、「もっと優しい人を選ぼう」「次は自分と同じ性格の人を探そう」と考えることがあります。もちろん、相手選びは重要です。
しかし、2020年の研究結果からは、相手の条件や性格だけでなく、自分がその関係をどのように感じているかも重要だと考えられます。大切にされていると感じるか、感謝を伝え合えているか、衝突をどう扱っているかという部分です。
条件が理想に近い相手でも、話し合うたびに馬鹿にされるなら、安心できる関係にはなりにくいでしょう。反対に、最初は完璧だと思わなかった相手でも、違いを尊重し、二人で関係を育てられる可能性があります。
「どのような人と付き合うか」と同時に、「その人といるときに、どのような二人になるか」を見る必要があります。
【同棲すると、交際中には見えなかった違いが出てくる】
私の場合、交際前と交際後だけでなく、同棲する前と後にも大きな変化があると感じます。一緒に暮らすまでは、会いたいときに会い、楽しい時間を中心に共有できます。
同棲すると、生活時間、家事、お金、清潔感、睡眠、休日の過ごし方などが関係に入ってきます。恋人として好きかどうかだけでなく、生活を一緒に運営できるかが問われます。
自分では当たり前だと思っていた習慣が、相手にとっては当たり前ではないこともあります。そこで「普通はこうする」「恋人ならこうするべき」と押しつけ合えば、毎日の小さな違いが大きな不満へ変わっていきます。
同棲は、相性を自動的によくしてくれるものではありません。今まで見えなかった二人の違いを、日常の中に持ち込む変化でもあります。
【2012年、同棲の前後を調べた研究】
2012年、米国デンバー大学のGalena Rhoades氏、Scott Stanley氏、Howard Markman氏は、交際から同棲へ移ることによって、二人の関係がどう変わるかを調べました。
研究の一部では、結婚していない18歳から35歳の恋愛関係にある1,294人を対象に、交際への献身、結婚の可能性、関係満足度、否定的なコミュニケーション、別れにくくする制約などを調査しました。さらに、交際中から同棲へ移った人の変化も縦断的に分析しています。
結果からは、同棲によって一緒にいるための制約は増える一方、関係を続けたいという献身や結婚する可能性の認識が、同じように高まり続けるとは限らないことが示されました。同棲後に衝突が増える傾向も報告されています。
ただし、これは米国の若い異性カップルを中心とした研究です。同棲そのものが関係を悪くすると断定したり、日本のすべてのカップルへそのまま当てはめたりすることはできません。
【何となく同棲する前に、二人の意思を確認する】
同棲すると、家賃、家具、契約、生活習慣など、簡単には別れにくくする要素が増えます。それでも、二人が同じ将来を考えているとは限りません。
片方は結婚へ進む準備だと思っている。もう片方は家賃が安くなるから、あるいは会いやすくなるから一緒に住んでいる。
この認識が違ったまま生活を始めると、時間がたってから「私は何のために一緒に暮らしているの?」という不満が出ることがあります。
同棲前には、結婚するかどうかを必ず決めなければならないわけではありません。ただ、「なぜ一緒に住むのか」「将来をどう考えているか」「家事やお金をどう分けるか」は、話しておいた方がいいでしょう。
【「こうするべき」の押しつけが増えていない?】
付き合いが長くなると、相手への期待が増えていきます。恋人なら毎日連絡するべき、家事は気づいた方がするべき、休日は二人で過ごすべきなど、それぞれの中に「恋人の正解」があります。
しかし、その正解は過去の家庭環境や恋愛経験、自分の性格から作られたものです。相手も同じ正解を持っているとは限りません。
意見が違ったときに、「あなたは間違っている」と考えると、話し合いは勝ち負けになります。相手を納得させることや、自分の正しさを認めさせることが目的になるからです。
「私はこうしてほしい」「あなたはどうしたい?」と分けて話すと、正しさの判定ではなく、二人に合う方法を探しやすくなります。
【以前の私は「意見が合わないなら別れる」と考えていた】
以前の私は、自分の意見を強く通そうとするところがありました。「私がすべて」「意見が合わないなら別れる」という感覚に近かったと思います。
そのため、私の考えに反発する相手とは、うまくいかないことが多くありました。話し合っているつもりでも、実際には相手を自分の考えに従わせようとしていたのかもしれません。
それでは、相手が我慢して合わせるか、強く反発するかになってしまいます。どちらになっても、対等に問題を解決する関係とは言えません。
恋愛がうまくいかない経験を重ねる中で、私は、自分が正しいと証明しても二人が幸せになるとは限らないことに気づきました。
【長く続いたことだけで、よい恋愛とは判断できない】
私の長く続いた交際では、私の考えについてきてくれる相手が多かったように思います。そのため、以前は「自分と衝突しない相手なら長続きする」と考えることもありました。
確かに、片方が強く主導し、もう片方が黙って合わせることで、表面上は関係が続くことがあります。しかし、長く続いていることと、二人とも満足していることは同じではありません。
相手が不満を言わないのは、本当に納得しているからとは限りません。言っても無駄だと思っている、喧嘩を避けたい、別れることが怖いなど、別の理由も考えられます。
だから今は、交際期間の長さだけで、その恋愛が成功していたとは判断しないようにしています。二人とも自分の意見を持ちながら、一緒にいられたかを見ることが必要です。
【52研究から見えた「関係を続けたい気持ち」】
2003年、米国パデュー大学のBenjamin Le氏とChristopher Agnew氏は、関係へのコミットメントを説明する投資モデルについてメタ分析を行いました。
対象は52の研究、60の独立したサンプル、合計11,582人です。関係への満足度、ほかの選択肢の魅力、その関係へ費やしてきた時間や労力などの投資が、コミットメントとどう関連するかを調べました。
結果として、満足度、代わりとなる選択肢、関係への投資は、それぞれコミットメントと有意に関連していました。3つの要因を合わせると、コミットメントのばらつきの約3分の2を説明し、コミットメントは別れを予測する要因にもなっていました。
ただし、関係への投資が大きければ、幸せな恋愛になるとは限りません。長く付き合った、同棲している、共通の財産があるという理由だけで、不健全な関係から離れにくくなる可能性もあります。
【相手より魅力的な人がいる状態で、交際を始める】
私の短い恋愛の中には、付き合っている相手より、ほかに気になる女性がいたケースもあります。その状態では、目の前の相手に向き合っているつもりでも、無意識に比較していたと思います。
相手の欠点が見えたとき、二人で解決しようとするより、「もう一人の女性なら違ったかもしれない」と考えやすくなります。すると、今の関係へ時間や気持ちを使う優先順位が下がります。
複数の人と知り合ったうえで、付き合う相手を慎重に選ぶことは問題ではありません。ただし、特定の相手と交際すると決めたあとも、ほかの人を第一候補として残しているなら、現在の恋人に対して誠実な状態とは言いにくいでしょう。
付き合う前に、「私はこの人との関係を本当に育てたいのか」を考えることも、長続きする恋愛の準備になります。
【喧嘩をしないことより、喧嘩のあとを見る】
長続きするカップルでも、意見がぶつかることはあります。生活、お金、仕事、家族、連絡、異性関係など、二人の意見がすべて同じになることはないでしょう。
大切なのは、喧嘩を一度もしないことではありません。意見が違ったときに、相手を人格ごと否定するのか、それとも問題を二人から切り離して考えられるのかです。
私も現在は、気になることが起きても、すぐに感情をぶつけないようにしています。まず少し様子を見て、それでも必要だと思えば、落ち着いて話し合います。
そのときの基準は、「どちらが正しいか」ではありません。「二人が幸せになるためには、どうすればいいか」を自分の中の基準にして接するよう努力しています。
【感情を抑え込むことと、落ち着いて伝えることは違う】
感情をぶつけないというのは、怒りや悲しみをすべて我慢することではありません。我慢だけを続ければ、ある日突然耐えられなくなることがあります。
「私はこう感じた」「次からはこうしてほしい」と言葉にすることは必要です。そのうえで、相手を傷つける言葉を使わず、二人が実行できる方法を考えます。
例えば、会う時間が少なくて寂しいなら、「もっと大切にして」と責めるだけでは、相手は何を変えればいいか分かりません。「月に何回なら会えそう?」「次の予定を会っているうちに決めたい」と具体的に話せます。
本音を言うことと、感情のまま相手を攻撃することは別です。気持ちは隠さず、伝え方は選ぶという姿勢が必要です。
自分の本音を伝えられず我慢している人は、以下の記事も参考にしてください。

【相手の良いところも悪いところも受け入れる】
長続きする関係では、相手の良い面だけを見ることはできません。欠点、苦手なこと、考え方の違いも少しずつ分かってきます。
私自身は、お互いが相手の良いところも悪いところも受け入れられる状態が、理想に近いのではないかと思います。ただし、何でも我慢するという意味ではありません。
寝起きが悪い、片づけが苦手、一人の時間が必要といった違いは、二人で工夫できるかもしれません。一方、暴力、侮辱、支配、繰り返される裏切りまで「悪いところ」として受け入れる必要はありません。
変えなくても一緒にいられる違いと、関係を続けるために改善が必要な問題を分けて考えることが大切です。
【約束や尊重まで「仕方ない」で終わらせない】
相手を受け入れることは、約束を何度破られても許すことではありません。相手の事情を理解することと、自分が傷つき続けることを受け入れることは別です。
一度の失敗なら、誰にでもあります。しかし、傷ついたと伝えても向き合わない、同じことを繰り返す、こちらの感じ方を馬鹿にするという状態なら、二人で関係を改善する意思があるかを見なければなりません。
彼氏が約束を守らず、何度言っても同じことを繰り返すことに悩んでいる人は、以下の記事も読んでみてください。

【否定され続ける関係では、本音を言えなくなる】
話し合いをしようとしても、何を言っても否定されることがあります。「でも」「考えすぎ」「あなたがおかしい」と返され続ければ、話すこと自体を諦めるようになるでしょう。
その状態では、喧嘩が減ったように見えても、問題が解決したわけではありません。片方が黙ることで、表面上の平和を保っているだけかもしれません。
長続きするために必要なのは、同じ意見になることではありません。違う意見でも馬鹿にされず、最後まで話せるという安心感です。
何を話しても否定されることに悩んでいる人は、以下の記事で、意見の違いと人格への攻撃を分けて解説しています。

【恋愛が長続きしない人が確認したい5つのこと】
一つ目は、「本当にその人との関係を育てたいと思って交際したか」です。寂しさを埋めるためや、ほかに相手がいないからという理由だけで始めていないかを振り返ります。
二つ目は、「付き合う前と後で、気遣いをすべてやめていないか」です。安心して自然体になることと、相手への配慮をなくすことを分けます。
三つ目は、「自分の普通を押しつけていないか」です。連絡、家事、お金、会う頻度などを、二人の問題として話せているかを見ます。
四つ目は、「意見が違ったとき、別れを切り札にしていないか」です。別れを考えるべき問題もありますが、相手を従わせるために別れを持ち出すと、安心して話せる関係ではなくなります。
五つ目は、「相手も関係を続けようとしているか」です。自分だけが話し合い、予定を作り、我慢しているなら、一人で恋愛を維持している状態かもしれません。
【次の恋愛では、完璧な相手より問題を一緒に扱える相手を見る】
次こそ失敗したくないと思うと、欠点のない相手を探したくなります。しかし、付き合う前に相手のすべてを知ることはできません。
見るなら、意見が違ったときに話を聞けるか、間違えたときに謝れるか、二人の予定を一緒に考えられるかです。問題が一度も起きない相手ではなく、問題が起きたときに一緒に向き合える相手を見ます。
自分自身についても同じです。相手の反応を見ずに自分の意見だけを通していないか、恋人ならこうするべきだと決めつけていないかを振り返ります。
相手を選ぶ目と同時に、自分がどのように恋愛へ参加しているかを見ることで、繰り返していたパターンを変えられる可能性があります。
【まとめ|長続きする恋愛は、二人で作っていく】
恋人はできるのに、なぜか長続きしない。その原因は、相性が悪かったという一言だけでは説明できません。
2010年に137研究、合計37,761人をまとめたメタ分析では、コミットメントや愛情、相互依存などが、恋愛関係の解消を予測する比較的強い要因でした。2003年の52研究、11,582人をまとめた分析でも、関係への満足度、ほかの選択肢、二人の関係への投資がコミットメントと関連していました。
また、2020年に11,196組のカップルを分析した研究では、相手も関係を大切にしているという認識、感謝、性的満足、相手の満足度についての認識、衝突などが、現在の関係満足度と強く関連していました。ただし、どの研究からも、個別のカップルの未来を確実に予測することはできません。
私にも、7年、6年、4年、3年と続いた交際がある一方、1か月や3か月で終わった恋愛があります。短い恋愛では、妥協して付き合った、ほかの女性の方が気になっていた、将来を考えられない相手だったという共通点がありました。
以前の私は、自分の意見が通らないなら別れればいいと考えていました。しかし、それでは相手が我慢するか、強く反発するかになり、二人で問題を解決することができません。
今は、すぐに感情をぶつけず、必要なら話し合うようにしています。そのときに考えるのは、自分が正しいかではなく、二人が幸せになるためにはどうすればいいかです。
長続きする恋愛は、一人が黙って相手についていく関係でも、何でも我慢する関係でもありません。お互いが自分の意見を持ち、相手の良い面も悪い面も知ったうえで、受け入れられる違いと改善が必要な問題を話し合える関係です。
完璧に合う人を見つけることより、違いが見えたときに二人で向き合えること。その積み重ねが、恋愛を長く続けるために必要なのではないでしょうか。
【参考にした主な研究】
2010年
米国・Benjamin Le氏、Natalie L. Dove氏、Christopher R. Agnew氏、Miriam S. Korn氏、Amelia A. Mutso氏。
結婚していない恋愛関係の解消を予測する要因について、33年間に発表された137研究、合計37,761人を分析。コミットメント、愛情、相手を自己の一部として捉える感覚、依存などが、比較的強い予測要因でした。
『Personal Relationships』掲載。
https://doi.org/10.1111/j.1475-6811.2010.01285.x
2003年
米国・Benjamin Le氏、Christopher R. Agnew氏。
投資モデルについて、52研究、60の独立サンプル、合計11,582人を対象にメタ分析。満足度、ほかの選択肢の質、関係への投資がコミットメントと関連し、コミットメントは別れの有意な予測要因でした。
『Personal Relationships』掲載。2003年2月12日オンライン公開。
https://doi.org/10.1111/1475-6811.00035
2020年
カナダ・ウェスタン大学、米国などのSamantha Joel氏、Paul W. Eastwick氏らの研究チーム。
29研究機関から集めた43の縦断データ、合計11,196組のカップルについて、関係の質を予測する要因を機械学習で分析。相手のコミットメントについての認識、感謝、性的満足、相手の満足度についての認識、衝突などが、主要な関係要因として示されました。
ただし、時間経過による関係の質の変化は、自己報告された変数の組み合わせからほとんど予測できませんでした。
『Proceedings of the National Academy of Sciences』掲載。2020年7月27日公開。
https://doi.org/10.1073/pnas.1917036117
2012年
米国・デンバー大学のGalena K. Rhoades氏、Scott M. Stanley氏、Howard J. Markman氏。
交際から同棲への移行と、献身、関係満足度、否定的なコミュニケーション、別れにくくする制約などの変化を、横断・縦断データから分析。研究の一部には、結婚していない18歳から35歳の恋愛関係にある1,294人が参加しました。
米国の若い異性カップルを中心とした研究であり、日本のすべてのカップルへそのまま一般化することはできません。
『Journal of Family Psychology』掲載。2012年4月30日オンライン公開。
https://doi.org/10.1037/a0028316

