- 【本当は会いたい。でも言えない】
- 【「会いたい」と言えないのは、気持ちが弱いからではない】
- 【恋愛では「拒絶されるかもしれない」が怖くなる】
- 【「重い女」と思われるのが怖い】
- 【言わなければ、彼には分からない】
- 【恋人だから、すべて察してくれるわけではない】
- 【「会いたい」は要求ではなく、気持ち】
- 【言い方を少し変えるだけでも伝えやすくなる】
- 【毎回自分から誘っているなら、話は少し違う】
- 【「私ばかり好き」と感じる恋愛】
- 【彼からの連絡まで減っているなら】
- 【断られたときは「理由」と「その後」を見る】
- 【何度伝えても向き合ってくれないなら】
- 【恋愛で自分の希望を全部消さなくていい】
- 【「重くならないこと」より「話せる関係」を目指す】
- 【彼氏がいても寂しいなら、その気持ちを無視しない】
- 【本当に欲しいのは「会う回数」だけではないかもしれない】
- 【まとめ|「会いたい」と言える恋愛でいい】
- 【参考にした主な研究】
【本当は会いたい。でも言えない】
彼氏に会いたい。
声も聞きたい。
次の休みが合うなら、一緒にどこかへ行きたい。
でもLINEを開いて、
「会いたい」
と打っては消す。
「忙しかったら悪いかな」
「また私から誘うの?」
「重い女だと思われたくない」
そう考えて、結局送れない。
彼から、
「会おう」
と言ってくれるのを待つ。
連絡が来れば嬉しい。
でも来なければ、
「私に会いたいと思わないのかな」
と寂しくなる。
本当は会いたいだけなのに、なぜ恋愛ではこんな簡単な一言が言えなくなってしまうのでしょう。
【「会いたい」と言えないのは、気持ちが弱いからではない】
好きな人なら、
「会いたい」
と素直に言えばいい。
外から見れば、とても簡単です。
でも本人にとっては簡単ではありません。
なぜなら「会いたい」と伝えることは、自分の気持ちを相手に見せることでもあるからです。
もし、
「忙しい」
と言われたら?
「今週は無理」
と言われたら?
自分はこんなに会いたいのに、彼はそれほどでもなかったら?
ただ予定が合わなかっただけなのに、
「私の方が好きなんだ」
と感じてしまうこともあります。
だから言わない。
言わなければ、少なくとも断られることはありません。
でも同時に、自分の気持ちも彼には伝わらなくなります。
【恋愛では「拒絶されるかもしれない」が怖くなる】
恋愛心理の研究では、人には「拒絶されるかもしれない」という可能性にとても敏感になる傾向があることが知られています。
1996年、アメリカのコロンビア大学の研究者たちは、恋愛を含む人間関係で、
「相手から拒絶されるのではないか」
と強く心配する傾向について研究しました。
研究で見えてきたのは、拒絶を強く恐れる人ほど、曖昧な相手の行動からも拒絶の可能性を感じ取りやすいということでした。
難しく考える必要はありません。
例えば彼から、
「今週忙しいから会えない」
と言われた。
本当に仕事が忙しいだけかもしれません。
でも不安が強いと、
「私に会いたくないんだ」
と受け取ってしまう。
だから最初から、
「会いたい」
と言わないようにする。
傷つかないために、自分の希望を隠してしまうことがあるのです。
【「重い女」と思われるのが怖い】
もう一つ大きいのが、
「重いと思われたくない」
という気持ちです。
毎日会いたいと言ったら重い?
自分から何度も誘ったら追いかけすぎ?
寂しいと言ったら面倒?
恋愛では、こうしたことを考え始めると正解が分からなくなります。
SNSを見れば、
「追わない女が愛される」
「男には追わせるべき」
「会いたいと言わない方がいい」
という恋愛テクニックも目に入ります。
すると本当は会いたいのに、
「会いたくない女性」
のように振る舞うことがあります。
でも彼から見れば、あなたの頭の中は見えません。
【言わなければ、彼には分からない】
あなたは彼に会いたい。
でも言わない。
彼は、
「今週どうする?」
と聞かない。
するとあなたは、
「やっぱり会いたくないんだ」
と思う。
でも彼は、
「彼女から何も言ってこないから、今週は予定があるのかな」
と思っているかもしれません。
二人とも会いたいのに、二人とも誘わない。
そんなことも起こり得ます。
恋愛では相手の気持ちを考えることは大切です。
でも、
「きっとこう思っている」
と考えることと、
「実際に彼がそう思っている」
ことは別です。
【恋人だから、すべて察してくれるわけではない】
長く付き合っていると、
「言わなくても分かってほしい」
と思うことがあります。
私が寂しいこと。
会いたいこと。
最近少し不安なこと。
彼氏なんだから気づいてほしい。
その気持ちも分かります。
でも人間は、思っているほど相手の心を正確には読めません。
2011年、アメリカの心理学研究では、恋人同士が相手の感情をどの程度正確に読み取れるのかについて調べられています。
そこで興味深い結果が報告されています。
恋人は相手の感情をある程度読み取ることはできても、関係を脅かしそうな感情については、正確に理解することを避けるような傾向も見られました。
つまり、
「恋人なら全部分かってくれる」
とは限らないということです。
【「会いたい」は要求ではなく、気持ち】
ここで一度、
「会いたい」
という言葉を分けて考えてみましょう。
「今すぐ会いに来て」
「毎週必ず会って」
「友達より私を優先して」
これは相手への要求を含みます。
でも、
「会いたいな」
は、それだけなら自分の気持ちです。
「好き」
「楽しい」
「寂しい」
と同じです。
会いたいと伝えたからといって、彼が必ず会わなければならないわけではありません。
彼にも予定があります。
だから、
「会いたい=相手を束縛する」
ではありません。
【言い方を少し変えるだけでも伝えやすくなる】
どうしても、
「会いたい」
だけを送るのが怖いなら、もう少し具体的にしてもいいでしょう。
「今週どこか空いてたらご飯行かない?」
「次いつ会える?」
「最近会えてないから、そろそろ会いたいな」
これなら、自分の気持ちを伝えながら相手の予定も聞けます。
大切なのは、
「どう言えば彼を思い通りにできるか」
ではありません。
自分の希望を、相手が答えられる形で伝えることです。
【毎回自分から誘っているなら、話は少し違う】
ただし、
「会いたいなら言えばいい」
だけでは済まないケースもあります。
いつもあなたからLINEする。
いつもあなたからデートに誘う。
次に会う日を決めるのもあなた。
彼からはほとんど提案がない。
そうなると、
「また私から言わなきゃいけないの?」
と疲れるのは自然です。
あなたが悩んでいるのは、
「会いたいと言えるか」
ではなく、
「彼も私に会いたいと思っているのか」
なのかもしれません。
【「私ばかり好き」と感じる恋愛】
自分から連絡する。
自分から誘う。
自分から気持ちを伝える。
それが続くと、
「この恋愛、私一人で動かしてない?」
と思うことがあります。
ただ、愛情表現の仕方には個人差があります。
LINEは少ないけれど、会う予定は必ず作ってくれる人もいる。
自分から「会いたい」とは言わないけれど、会えば大切にしてくれる人もいる。
だから一つの行動だけでは判断できません。
「私ばかり好きなのかな」と苦しくなっているなら、こちらの記事でも詳しく扱っています。
→【「私ばかり好き」になる恋愛はなぜ苦しい?愛されているか不安になる心理】
【彼からの連絡まで減っているなら】
以前は彼からLINEが来た。
彼から会おうと言ってくれた。
でも最近は連絡そのものが減った。
そうなると、
「会いたいと言ったら重いかな」
という不安がさらに大きくなります。
ただ、連絡が減ったことだけで愛情が冷めたとは判断できません。
恋人に求める連絡量には、人によって違いがあることも研究で分かっています。
彼氏からの連絡が減って不安になっている人はこちらも参考にしてください。
→【彼氏からの連絡が減ったのは冷めたから?LINEが少なくなった男性心理】
【断られたときは「理由」と「その後」を見る】
勇気を出して、
「今週会いたい」
と言った。
彼から、
「ごめん、今週は無理」
と言われた。
これだけなら、彼の気持ちは分かりません。
本当に予定がある人でも同じ返事をするからです。
見るなら、その後です。
「今週は無理だけど来週なら空いてるよ」
と別の日を提案する。
「仕事落ち着いたら連絡するね」
と言って、本当に連絡する。
こうした行動があるなら、
「あなたに会いたくない」
とは限りません。
一方で何度誘っても、
「忙しい」
だけ。
別の日の提案もない。
その状態が長く続く。
それなら、
「いつなら会える?」
と一度きちんと確認してもいいでしょう。
【何度伝えても向き合ってくれないなら】
会いたいと言っても流される。
寂しいと伝えても、
「重い」
と言われる。
話し合おうとしても黙る。
こうなってくると、
「どう言えば嫌われないか」
だけを考える問題ではありません。
あなたの気持ちを、彼が一人の人間の気持ちとして扱ってくれるか。
そこを見る必要があります。
話し合いになると彼が黙ってしまう関係についてはこちらの記事でも扱っています。
→【喧嘩すると黙る彼氏は何を考えてる?話し合いから逃げる男性心理と向き合い方】
【恋愛で自分の希望を全部消さなくていい】
彼に嫌われたくない。
だから会いたいと言わない。
寂しくても言わない。
行きたい場所があっても彼に合わせる。
嫌なことがあっても我慢する。
最初は、
「彼を大切にしている」
つもりかもしれません。
でも少しずつ、自分が恋愛の中から消えていきます。
恋愛は、どちらか一人の希望だけで作るものではありません。
彼の都合も大切。
あなたの都合も大切。
彼の気持ちも大切。
あなたの気持ちも大切です。
【「重くならないこと」より「話せる関係」を目指す】
どこからが重い?
週に何回会いたいと言ったら重い?
LINEは一日何通まで?
恋愛には、そんな共通の正解はありません。
毎日会いたい二人なら、それで幸せかもしれない。
月に数回で満足する二人もいるでしょう。
大切なのは、
「一般的に重いか」
より、
「二人はどうしたいか」
です。
そのためには、
「私はこうしたい」
と話せる必要があります。
【彼氏がいても寂しいなら、その気持ちを無視しない】
恋人がいる。
でも寂しい。
これは矛盾しているように見えます。
でも、そんなことはありません。
会いたいと言えない。
連絡を待つ。
寂しいと言えない。
相手の気持ちばかり考える。
それが続けば、恋人がいても孤独になることがあります。
「彼氏がいるんだから幸せなはず」
と、自分の寂しさを否定する必要はありません。
寂しいなら、
「私は何が足りないと感じているんだろう」
と考えてみます。
【本当に欲しいのは「会う回数」だけではないかもしれない】
週に一回会えれば安心する?
彼から誘ってほしい?
会えなくてもLINEがあれば大丈夫?
「会いたい」と言ったときに、
「俺も」
と言ってほしい?
同じ「会いたい」という悩みでも、本当に欲しいものは人によって違います。
もしかするとあなたが欲しいのは、
「会うこと」
そのものではなく、
「彼も私を必要としてくれている」
と感じることなのかもしれません。
そこが分かると、彼に伝える言葉も変わってきます。
【まとめ|「会いたい」と言える恋愛でいい】
彼氏に会いたい。
でも、
「重いと思われたくない」
「断られたら傷つく」
「私ばかり好きだと分かるのが怖い」
そんな理由から言えなくなることがあります。
研究でも、拒絶を強く心配する人ほど、相手の曖昧な行動から拒絶の可能性を感じ取りやすいことが示されています。
だから、
「会いたいと言えない自分はおかしい」
と考える必要はありません。
でも、ずっと気持ちを隠し続ければ、彼にもあなたの本音は分かりません。
まずは、
「今週どこかで会えたら嬉しいな」
くらいからでもいい。
そして彼の反応を見る。
予定が合わなければ別の日を考えてくれるか。
あなたの気持ちを受け止めてくれるか。
二人のちょうどいい会い方を一緒に考えられるか。
本当の意味で安心できる恋愛は、
「重いと思われないように、何も言わない関係」
ではないのかもしれません。
会いたいときに、
「会いたい」
と言える。
寂しいときに、
「少し寂しい」
と言える。
そして相手も自分の気持ちを話せる。
そんな二人でいられることも、長く恋愛を続けていくための大切なことなのだと思います。
【参考にした主な研究】
1996年
米国・コロンビア大学の研究チーム。
人間関係で「拒絶されるかもしれない」と強く予想し、不安を感じる傾向について複数の研究から検討。
拒絶への不安が強い人ほど、曖昧な相手の行動にも拒絶を感じ取りやすいことなどを報告。
『Journal of Personality and Social Psychology』掲載。
2011年
米国の研究チーム。
恋人同士が相手の感情をどの程度正確に理解できるかを調査。
恋人だからといって相手の感情を常に正確に読み取れるわけではなく、関係を脅かす可能性のある感情については理解の仕方が変化することを報告。
『Journal of Personality and Social Psychology』掲載。

