- 【信じたいのに、気になってしまう】
- 【結論|嫉妬すること自体で「重い女性」になるわけではない】
- 【心理学では、嫉妬を一つのものとして考えないことがある】
- 【カナダの大学が502人を調べた研究】
- 【だから「嫉妬しちゃダメ」と抑え込むだけではない】
- 【返信が遅いだけなのに、想像が大きくなっていく】
- 【彼氏の気持ちそのものが分からないなら】
- 【SNSは、昔なら見えなかったものまで見せてくれる】
- 【SNSと嫉妬の関係も研究されている】
- 【確認すれば、本当に安心できる?】
- 【スマホを見れば答えが出るとは限らない】
- 【彼氏がスマホばかり見ていることから不安になっているなら】
- 【米国の大学では「恋人よりスマホ」を優先する行動も研究された】
- 【全部を「あなたが嫉妬深いから」で終わらせない】
- 【彼氏からの連絡が減って疑うようになったなら】
- 【嫉妬したら「事実」と「想像」を分けてみる】
- 【「あの女誰?」の前に、自分が何を怖がっているか】
- 【「女性と話さないで」ではなく】
- 【彼に大切にされていない感覚が嫉妬につながっているなら】
- 【嫉妬を伝えることと、彼を責めることは違う】
- 【彼にも説明する機会を残す】
- 【信頼する=何も疑問を持たない、ではない】
- 【嫉妬させることを楽しむ彼なら】
- 【彼のSNS確認が日課になっているなら】
- 【確認する回数を一つ減らしてみる】
- 【それでも不安になる理由があるなら話す】
- 【まとめ|嫉妬は「彼が浮気している証拠」でも「あなたが重い証拠」でもない】
- 【参考にした主な研究】
【信じたいのに、気になってしまう】
彼氏が女性と楽しそうに話している。
それだけで少し気になる。
SNSで女性の投稿に「いいね」をしている。
「この人、誰?」
と思う。
LINEの返信が遅い日は、
「誰かと会ってるのかな」
と考えてしまう。
浮気されたわけではない。
怪しい証拠があるわけでもない。
だから、
「こんなことで嫉妬する自分が嫌」
と思う。
本当は彼を信じたい。
でも一度気になり始めると、頭から離れない。
そんな恋愛をしていませんか。
【結論|嫉妬すること自体で「重い女性」になるわけではない】
最初に結論から言うと、
嫉妬を感じたことだけで、
「私は嫉妬深い」
「重い女だ」
と決めつける必要はありません。
大切な人を失うかもしれない。
自分より魅力的な誰かに気持ちが向くかもしれない。
そう感じたときに嫉妬することはあります。
ただし、
「嫉妬を感じること」
と、
「嫉妬した結果、何をするか」
は分けて考えた方がいいでしょう。
不安になる。
これは感情です。
でも、
彼のスマホを勝手に見る。
SNSを何度も確認する。
女性との連絡を禁止する。
何度も居場所を確認する。
こうなると、二人の関係にも影響してきます。
【心理学では、嫉妬を一つのものとして考えないことがある】
恋愛の嫉妬を調べた研究では、
嫉妬をいくつかの側面に分けることがあります。
簡単に言えば、
「嫉妬を感じる」
「頭の中で疑う」
「嫉妬から行動する」
という違いです。
例えば、
彼が女性と楽しそうに話している。
少しモヤッとする。
これは感情です。
そこから、
「あの女性のことが好きなのかな」
「私よりかわいいと思ってる?」
と何度も考える。
これは頭の中で疑い続けている状態です。
さらに、
彼のスマホを見る。
相手のSNSを調べる。
何度も問い詰める。
【カナダの大学が502人を調べた研究】
となれば、行動になります。
2014年、カナダ・オタワ大学心理学部のCathy Dandurand氏とMarie-France Lafontaine氏は、12か月以上恋愛関係にある大学生502人を対象に研究しました。
研究では、
感情としての嫉妬。
頭の中で相手を疑う嫉妬。
嫉妬から起こる行動。
そして恋愛関係への満足度などを調べています。
結果を見ると、
すべての嫉妬が同じように関係していたわけではありません。
特に、
「彼は誰かを好きなんじゃないか」
「浮気しているかもしれない」
と頭の中で疑い続けるタイプの嫉妬は、恋愛関係への満足度の低さと関連していました。
【だから「嫉妬しちゃダメ」と抑え込むだけではない】
彼が女性と仲良くしていて、
少し嫌だった。
寂しかった。
不安になった。
そう感じた自分に、
「嫉妬するなんて最低」
と言わなくてもいいでしょう。
大切なのは、
その感情から、
「絶対何かある」
と事実まで決めつけないことです。
嫉妬は、
「私は今、不安なんだ」
という自分の気持ちを教えてくれます。
でも、
「彼が浮気している」
という証拠にはなりません。
【返信が遅いだけなのに、想像が大きくなっていく】
例えば、
彼のLINEが3時間返ってこない。
確認できている事実は、
「3時間返信がない」
ということだけです。
でも頭の中では、
誰かといる?
女性?
元カノ?
私には返信しないのに?
と話が広がることがあります。
そして何度も考えているうちに、
想像だったものが事実のように感じられてしまう。
嫉妬で苦しくなるときには、こうした状態が起きることがあります。
【彼氏の気持ちそのものが分からないなら】
嫉妬の背景に、
「そもそも彼が私を好きなのか分からない」
という不安がある場合もあります。
愛情表現が減った。
会う回数も減った。
連絡も以前より少ない。
そうした変化が重なれば、他の女性まで気になりやすくなるでしょう。
彼氏の気持ちそのものが分からず不安になっている人は、以下のブログを読んでみてください。

【SNSは、昔なら見えなかったものまで見せてくれる】
彼が誰をフォローした。
誰の写真に「いいね」をした。
誰からコメントされた。
誰と相互フォローになった。
今はスマホを開けば、いろいろなことが見えます。
でも、
見える情報が増えたことと、
「彼の気持ちまで分かること」
は同じではありません。
情報が増えたぶん、想像する材料も増えます。
【SNSと嫉妬の関係も研究されている】
SNSと恋愛の嫉妬についても研究があります。
研究では、
SNS上で恋人に関する情報を見ること。
そこから嫉妬すること。
恋人のオンライン上の行動を確認すること。
そして恋愛関係への満足度などの関係が調べられています。
ここで注意したいのは、
「SNSを見る=関係が悪くなる」
という単純な話ではないことです。
ただ、
不安だから確認する。
確認したら、また気になる情報を見つける。
さらに確認する。
という流れになると、
安心するために始めた行動が、逆に不安を増やすことがあります。
【確認すれば、本当に安心できる?】
彼のフォロー欄を見る。
特に問題はない。
少し安心する。
翌日また見る。
知らない女性が増えている。
「誰?」
と思う。
プロフィールを見る。
過去の投稿を見る。
彼が「いいね」をしていないか確認する。
こうして、
不安をなくすために確認していたはずなのに、
確認する対象が増えていくことがあります。
【スマホを見れば答えが出るとは限らない】
不安が強くなると、
「彼のスマホを見れば全部分かる」
と思うかもしれません。
でも、
何もなかったら、
「消したのかも」
と考えることもできます。
一度疑い始めれば、
完全に安心できる証拠を探し続けることになりかねません。
だから、
「確認すれば安心できる」
とは限らないのです。
【彼氏がスマホばかり見ていることから不安になっているなら】
二人でいるのに、彼がスマホばかり見ている。
通知が来るたびに画面を見る。
誰と連絡しているのか分からない。
そこから嫉妬が強くなっている人もいるでしょう。
彼氏がスマホばかり見ていて寂しい人は、以下のブログを読んでみてください。

【米国の大学では「恋人よりスマホ」を優先する行動も研究された】
2021年、米国・ベイラー大学のMeredith David氏とJames Roberts氏は、
恋人が目の前にいるのにスマートフォンを優先する行動と、嫉妬や恋愛関係について3つの研究を行いました。
その中には、
恋人からスマホを優先される状況を実験的に調べたものもあります。
研究では、
恋人からスマホを優先されることと嫉妬との関連が確認されました。
また、恋愛で不安を感じやすい人では、その影響が強く表れる場合がありました。
つまり、
「スマホくらいで嫉妬する自分がおかしい」
と全部自分のせいにする必要もありません。
相手の行動が不安を刺激している場合もあります。
【全部を「あなたが嫉妬深いから」で終わらせない】
ここは重要です。
彼が女性と二人きりで何度も会う。
嘘をつく。
連絡先を隠す。
約束を破る。
以前に浮気されたことがある。
そうした状況なら、不安になる理由があります。
そこで、
「嫉妬する私が悪い」
と全部自分の問題にしなくていい。
見るべきなのは、
あなたの不安と、
彼の実際の行動。
両方です。
【彼氏からの連絡が減って疑うようになったなら】
以前はよくLINEをくれた。
最近は返信も遅い。
何をしているのか分からない時間が増えた。
すると、
「他に女性がいる?」
と思うことがあります。
ただし、
連絡頻度が減ったことだけでは、浮気や愛情の低下は確認できません。
彼氏からの連絡が減って不安になっている人は、以下のブログを読んでみてください。

【嫉妬したら「事実」と「想像」を分けてみる】
不安になったときは、一度整理してみます。
例えば、
事実。
「彼が女性の投稿に『いいね』をした」
想像。
「その女性のことが好き」
この二つは違います。
事実。
「昨日LINEが5時間返ってこなかった」
想像。
「女性と会っていた」
これも違います。
想像が絶対に間違っているとも言えません。
でも、
「今、確認できているのはどこまで?」
と考えるだけでも、
頭の中で話が大きくなるのを止めやすくなります。
【「あの女誰?」の前に、自分が何を怖がっているか】
彼が女性と話していた。
すぐ、
「あの女誰?」
と聞きたくなる。
でも少し考えてみます。
本当に知りたいのは、その女性の名前でしょうか。
それとも、
「私はあなたにとって大切な恋人だよね」
という安心でしょうか。
嫉妬の奥にある気持ちが分かると、伝え方も変わります。
【「女性と話さないで」ではなく】
例えば、
「女性と話さないで」
という要求は、相手の人間関係を大きく制限します。
それより、
「女性と二人きりで飲みに行くのは、私はちょっと不安になる」
と伝えることはできます。
どこからが嫌なのか。
何なら大丈夫なのか。
二人で話す。
恋愛における境界線は、すべてのカップルで同じではありません。
【彼に大切にされていない感覚が嫉妬につながっているなら】
彼は友達を優先する。
自分との予定はいつも後回し。
愛情表現も少ない。
そんな状態なら、
他の女性に向けられる彼の時間や優しさが、余計に気になることがあります。
「私は彼にとって大切なの?」
という不安が強い人は、以下のブログを読んでみてください。

【嫉妬を伝えることと、彼を責めることは違う】
嫉妬した。
だから言ってはいけない。
そう考える必要もありません。
例えば、
「この前、女友達と二人で飲みに行くって聞いて、ちょっと嫉妬した」
と伝える。
これは自分の気持ちです。
一方で、
「どうせその女のこと好きなんでしょ」
となると、
確認できていないことまで決めつけています。
気持ちは伝える。
事実は決めつけない。
この違いは大切です。
【彼にも説明する機会を残す】
気になったことがあるなら、
「この人って誰?」
と聞くこと自体が悪いわけではありません。
彼の答えを聞く。
そこで、
「学生時代の友達だよ」
と言われる。
その説明と、普段の彼の行動も含めて考えます。
最初から、
「嘘でしょ」
と決めてしまえば、
どんな答えも安心につながらなくなります。
【信頼する=何も疑問を持たない、ではない】
信頼している恋人でも、
「それはどういうこと?」
と聞く場面はあります。
信頼とは、
何があっても目をつぶることではありません。
分からないことがあったら聞ける。
相手も説明できる。
そして普段の行動から、
「この人の言葉なら信じられる」
と思える。
そういう積み重ねでもあります。
【嫉妬させることを楽しむ彼なら】
中には、
わざと女性の話をする。
元カノの話を出す。
他の女性にモテることを強調する。
あなたが嫉妬すると嬉しそうにする。
そんな人もいます。
この場合、
「私が嫉妬深いから」
だけで考えない方がいいでしょう。
相手が意図的に不安を刺激しているなら、二人の関係の問題です。
【彼のSNS確認が日課になっているなら】
朝起きて確認。
休憩中に確認。
寝る前に確認。
誰をフォローした?
誰に「いいね」した?
誰がコメントした?
それで一日の気分まで変わる。
そんな状態になっているなら、一度SNSとの距離を考えてみてもいいでしょう。
彼を信じるためだけではありません。
あなた自身が一日中、不安に支配されないためです。
【確認する回数を一つ減らしてみる】
いきなり、
「今日から一切見ない」
でなくてもいい。
一日に何度も見ているなら、一回減らす。
寝る前だけは見ない。
彼のフォロー欄までは確認しない。
小さく変えてみます。
そして不安になったら、
「今これを確認したら、本当に安心できる?」
と自分に聞いてみます。
【それでも不安になる理由があるなら話す】
彼の行動に本当に気になる部分がある。
何度も嘘をつかれている。
異性との距離感について価値観が大きく違う。
そこまであるなら、
SNSを見ないようにして自分だけ我慢する問題ではありません。
二人で話す必要があります。
【まとめ|嫉妬は「彼が浮気している証拠」でも「あなたが重い証拠」でもない】
彼が女性と話している。
SNSで誰かに「いいね」をしている。
返信が遅い。
そんなことから嫉妬することがあります。
でも、
嫉妬した=重い女性
ではありません。
一方で、
嫉妬した=彼が怪しい
とも限りません。
2014年に恋愛中の502人を調べた研究では、嫉妬にも違いがあり、特に頭の中で疑い続けるタイプの嫉妬は、恋愛関係への満足度の低さと関連していました。
2021年の研究では、恋人が目の前にいるのにスマホを優先する行動と嫉妬との関連も調べられています。
だから嫉妬したときは、
「嫉妬しちゃダメ」
と感情を消そうとするより、
「私は何が怖かった?」
と考えてみる。
そして、
確認できている事実と、自分の想像を分ける。
必要なら彼に聞く。
自分が嫌だと感じる境界線も伝える。
それでも彼の行動に不信感を持つ理由があるなら、そこから目をそらさない。
恋愛で目指したいのは、
嫉妬を一度も感じないことではないのかもしれません。
嫉妬したときでも、
自分の不安と相手の行動を分けて考え、
二人で話せること。
その方が、安心できる関係に近づいていけるのではないでしょうか。
【参考にした主な研究】
2014年
カナダ・オタワ大学心理学部のCathy Dandurand氏、Marie-France Lafontaine氏。
12か月以上恋愛関係にある大学生502人を対象に、感情としての嫉妬、頭の中で疑う嫉妬、嫉妬から起こる行動と、恋愛関係への満足度などとの関連を調査。
嫉妬の種類によって、恋愛関係への満足度との関連が異なることを報告。
『Marriage & Family Review』掲載。
2021年
米国・ベイラー大学のMeredith David氏、James Roberts氏。
恋人が目の前にいるのにスマートフォンを優先する行動、嫉妬、恋愛関係への満足度などについて3つの研究を実施。
恋人からスマートフォンを優先されることと嫉妬との関連や、恋愛で不安を感じやすい傾向による違いを調査。
『Journal of Social and Personal Relationships』掲載。

